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非言語コミュニケーションとは 表情も伝達手段、その例や効果を解説

非言語コミュニケーション(ノンバーバル・コミュニケーション)とは、会話や文字によらないコミュニケーションのことです。

表情や身振りだけでなく、服装や距離感なども含まれます。非言語コミュニケーションは、言語的なコミュニケーション以上に豊富な情報を与えてくれることもあり、ビジネスにおいても重要なコミュニケーション・スキルの一つといえます。

本稿では、この非言語コミュニケーションの種類や具体例、効果などについて解説します。


1. 非言語コミュニケーションとは

非言語コミュニケーションは、会話や文字以外のコミュニケーションを指します。例えば、ボディ・ランゲージは身体部位の動作で相手に伝える方法です。また服装や身だしなみも非言語コミュニケーションに含まれます。

非言語コミュニケーションは、発信する側と受け取る側の暗黙(共通)のルールに基づいて成立しますが、環境や文化などで変わるという特徴を持っています。

参考) 中島義明ほか、「心理学辞典」有斐閣


2. 非言語コミュニケーションの分類と具体例

米国テキサス大学の名誉教授でコミュニケーションの研究者であるマーク L.ナップによれば、非言語コミュニケーションは次のように分類されます。 

①身体動作

身振り、姿勢、顔面の表情、視線、目の動き、まばたき、瞳孔の収縮など

②身体の特徴

容貌、スタイル、頭髪、皮膚の色、体臭など

③接触行動

タッチング(相手に触れる)、握手、抱擁するなどの身体的な接触

④近言語

音声の音響学的な特徴、泣き・笑い、間投詞(ああ、ちょっと、はい)など

⑤プロクセミックス

対人距離、パーソナルスペース、縄張りなど

⑥人工物の使用

服装、装飾品、化粧など

⑦環境

インテリア、照明、温度など

① 身体動作
「目は口ほどに物を言う」という言葉があるように、視線や目の動きによって相手に与える印象が違ってきます。

② 身体の特徴
頭髪に一本の乱れも見られなければ、その人はおそらく几帳面な方だろうとか、逆に寝癖がついたままの人は、外見を気にしない人なのだろうという印象を与えることがあります。

③ 接触行動
日本人が初対面の人に接触行動をとることは少なく、握手することもそう多くはありません。しかし、国際的なコミュニケーションの場においては、日本人の接触行動の少なさがネガティブな印象を与える場合があります。文化によって相手に与える印象が変わる要素です。

④ 近言語
会話の中の相づち(「はい」、「ああ」など)は、日本人の会話の中では普通のもので、反対に会話中に相手からの相づちがないと、話し手は聞いてもらえていないのではないかと不安や不満を感じます。しかし、民族や文化によっては過度の相づちが良くない場合もあります。

⑤ プロクセミックス
プロクセミックスとは、1960年に米国の人類学者E.T.ホールが提唱した理論で、他人との距離のとり方は意思の伝達手段の一つという考え方です。
日本人は、よほど親密にならない限り相手との距離を広めにとります。近寄ることでより親密さが増しますが、この距離の取り方には文化的な違いがあります。

⑥ 人工物の使用
相手に与える印象に強く関係する重要な要素です。TPOに合わない服装などは、相手に不信感を与える要因となってしまいます。

⑦ 環境
環境はコミュニケーションに影響を与えます。例えば、寒色系の照明よりも暖色系の方が落ち着いた雰囲気になるため、ゆっくり話をしながら食事をするのに適しています。
 
このように、非言語コミュニケーションは文化に深く関係しているため、その違いについての知識がないと、誤解を生じたり、悪い印象を与えたりする場合がありますので注意が必要です。

参考)Knapp,M.L. Nonverbal Communication in Human Interaction, 2nd ed.,1978


3. 非言語コミュニケーションの効果

非言語コミュニケーションはどのような効果をもたらすのでしょうか。

・良好な信頼関係を築く
適切なタイミングでの相槌や頷き、笑顔での反応などは相手に安心感を与え、よりよい信頼関係を構築できます。

・言葉を補完する
非言語コミュニケーションによって、言葉では伝えきれない部分を補うことができます。それによってより伝わりやすく、また伝えたいことが印象づけられます。

・相手の気持ちを読み取ることができる
言葉で感謝の気持ちを伝えていても暗い表情をしていたら、本当はそう思っていないのではないかという推測が働きます。このように、非言語コミュニケーションは本当の気持ちを理解するのに有効です。

非言語コミュニケーションには、言語以上に情報を伝える力があります。うまく活用すれば相手との関係や自らの印象を向上させるのに役立ちます。


4. ビジネスでの活用

コミュニケーション・スキルはビジネスにおける重要な要素です。非言語コミュニケーションを効果的に用いることによって、より良好なコミュニケーションをとることができます。
そのためには、自分がどのようなコミュニケーションをしているか、その癖や傾向を認識する必要があります。話すときや話を聞くときの表情はどうか、相手にどのような印象を与えているか。これらに十分に注意して、相手に合ったコミュニケーション方法や好感を持たれるような表情や態度を取り入れていくことが大切です。

また、「聞き上手」になることも人間関係を良好にし、信頼関係を築くのに重要なことです。これは職場内に限ったことではありません。商談相手や営業先でも当てはまります。話しやすい雰囲気を作るだけでなく、相手のノンバーバルの部分に注意して話を聞くことで、本当に言いたいことや言葉に表れない気持ちを理解することができるのです。
良好なコミュニケーションや信頼関係の構築は、仕事の成果にもつながっていきます。

また、海外でのビジネスシーンや、国内でも外国人労働者と一緒に働く際には、相手の文化背景を知ることに努め、言外に与えてしまう印象をコントロールすることも必要です。

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5. まとめ

非言語コミュニケーションとは、身振りや表情など会話や文字以外の方法を用いたコミュニケーション手段です。

非言語コミュニケーションは、次の7種類に分類できます。
①身体動作
 身振り、姿勢、顔面の表情、視線、目の動き、まばたき、瞳孔の収縮など
②身体の特徴
 容貌、スタイル、頭髪、皮膚の色、体臭など
③接触行動
 タッチング(相手に触れる)、握手、抱擁するなどの身体的な接触
④近言語
 音声の音響学的な特徴、泣き・笑い、間投詞(ああ、ちょっと、はい)など
⑤プロクセミックス
 対人距離、パーソナルスペース、縄張りなど
⑥人工物の使用
 服装、装飾品、化粧など
⑦環境
 インテリア、照明、温度など

接触行動や近言語、プロクセミックスでは特に文化や民族によって違いがあります。これらの違いを理解したうえで表情や態度を意識することが必要です。

非言語コミュニケーションの効果として以下のことが挙げられます。
・良好な信頼関係を築く
・言葉を補完する
・相手の気持ちを読み取ることができる

ビジネスにおいて、非言語コミュニケーションをうまく用いることで、職場の人間関係を良好にしたり、商談相手に好印象を与えたりすることが可能になります。自分のコミュニケーションの癖を認識し、好感を持たれるような表情や態度を取り入れていくことが重要です。

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