マイクロラーニングとは 「学び」のあり方を変える新しいeラーニング

「なかなか学習する習慣が根付かない…」

通信教育やeラーニングを導入したけれど、なかなか組織に学習する文化が浸透せず、思うように効果が上がらない、とお悩みの教育担当者の方は少なくないのではないでしょうか。

本稿ではそのような悩みを解決してくれるマイクロラーニングを紹介します。マイクロラーニングの特徴、メリットやデメリットを解説しますので、ご自身の学習や社員教育の参考にしてください。


1. マイクロラーニングとは

マイクロラーニングとは5分といった短時間で少ない学習量を、モバイル機器などを使って手軽に学習する方法、或いは学習スタイルのことです。

マイクロラーニングのイメージとしては「1回の学習が数分程度で完結するeラーニング」といった感じになるでしょう。従来のeラーニングの学習方法では、30分や1時間以上といった長さ、分量の学習が求められ、自宅のパソコン等でじっくり学習する必要があります。しかし、マイクロラーニングなら通勤時間、昼休み、家事の合間、休憩時間といった仕事、家庭や学校などでのすき間時間を有効に活用して学習できるのです。

ほかにはWEBサイト、YouTubeやTwitterで見られる数分程度の「〇〇の作り方」「△△の使い方」等の動画学習もマイクロラーニングの1つといってよいでしょう。もちろん動画だけでなく、数分で学習できるWEB上の記事等も当てはまります。

マイクロラーニングの学習時間は、一般的に15分程度で構成されるケースが多いです。ただし、明確な定義がないことから10分程度まで含まれることもあります。

マイクロラーニングが注目されてきた背景にはミレニアル世代の行動特性が影響しているとみられています。モバイル機器の操作に慣れ親しみ、「モノ」より「コト」を重視するミレニアル世代に短時間で学習できるマイクロラーニングは最適です。ミレニアル世代が社会の中心になっていく今後は、さらにマイクロラーニングの利用が進んでいくでしょう。


2. マイクロラーニングのメリット

ここではマイクロラーニングのメリットを確認していきましょう。

2-1. すき間の短時間の学習・復習で済む

マイクロラーニングの教材は35分程度で完結するコンテンツなので、通勤時間、移動時間や昼休みなどのすき間で利用でるというメリットがあります。

一般的なeラーニング等では1回の学習時間が60分程度で構成されるケースが多いですが、忙しい人や長時間の学習に耐えられない人などには適さないでしょう。しかし、マイクロラーニングは1回の学習が数分程度なのでそうした方たちでも容易に利用できるのです。マイクロラーニングは日常的な学習を楽なものにしてくれます。

2-2. 学習効果が高い

マイクロラーニングは学習時間が短くモバイル機器で簡単に利用できるため、通常のeラーニングよりも学習の継続性が期待できます。また、復習にかける時間も短時間で済むので、知識の定着も進みやすいのです。

つまり、マイクロラーニングは学習という行為を習慣化させ、知識の定着を促すという高い学習行が期待できます。社員にマイクロラーニングによる教育を実施すれば、その企業に学習する文化を根付かせる、行動の継続性を植え付けることも可能でしょう。マイクロラーニングは企業での知識や価値観の共有などにも役立ちます。

2-3. 教材の制作・変更が容易

マイクロラーニングの学習コンテツは少量であるため1回分の制作時間も少なく済み、製作負担が小さくなるのも特長です。マイクロラーニングの場合1回分の学習対象が明確で範囲も狭いため、160分構成の学習コンテンツ等と比べるとはるかに制作が容易で負担が小さくなります。

また、変更する場合でも対象のコンテンツだけを修正すればよいので、長時間構成のコンテンツの修正のように長時間をかける必要がありません。


3. マイクロラーニングのデメリット

マイクロラーニングには価値の高いメリットがある反面、デメリットもあります。ここではその点について確認します。

3-1. 大量の学習カリキュラムには向かない

500時間以上の学習時間が求められるような学習量の多い資格試験対策などに対して、マイクロラーニングだけで対応するのは厳しいでしょう。

例えば、15分のマイクロラーニングを1日に3回計15分利用した場合、1年での学習時間は0.25時間/日×365日=91.25時間です。つまり、500時間程度必要な学習には5年以上もかかり、試験対策などの学習としては適切とはいえません。

全体的な学習は通常のeラーニングで行い、重要なポイントの簡潔な説明や復習としてマイクロラーニングを採用するといった利用の仕方も必要になるでしょう。

3-2. 詳しい説明が困難

特定の理論や事例を丁寧に説明するようなケースでは、少量コンテンツを対象とするマイクロラーニングで対応するのは困難です。

経営課題に関する事例などを学習テーマとする場合、問題点や解決方法の解説に多くの時間が必要となる場合もあります。そうした学習用途に、短時間で学習を完結するマイクロラーニングだけでは無理が生じてくるのです。

具体的な事例を詳しく説明するような学習では別の学習方法(コンテンツ)を利用し、その要点整理や確認の簡易テストなどにマイクロラーニングを活用するとよいかもしれません。

3-3. 配信や運用管理を行う適切なシステムが必要

少量コンテンツを多頻度で学習するマイクロラーニングを社員に実施する場合、適切な運用や管理を実施するためのシステムが必要となります。

マイクロラーニングの制作、運用や管理を自社で行うのが現実的でない場合、外部の制作・運用事業者を活用することも必要です。事業者のクラウドサービスのシステムを活用すれば、学習コンテンツの多頻度配信や受講状況などの確認も容易になり、企業の社員教育の負担も軽減されるでしょう。


4. まとめ

マイクロラーニングとは、5分といった短時間で少ない学習量を、モバイル機器などを使って手軽に学習する方法、或いは学習スタイルのことです。

マイクロラーニングのメリットとデメリットには以下のようなものがあります。

メリット

・すき間の短時間の学習・復習で済む
・学習効果が高い
・教材の制作・変更が容易

デメリット

・大量の学習カリキュラムには向かない
・詳しい説明が困難
・配信や運営管理を行う適切なシステムが必要

マイクロラーニングの利用は主に海外から始まり、日本でも導入する企業が増えてきています。ATD 2017 International Conference & Expoでは、調査した企業の38%がマイクロラーニングを利用済み、42%が将来の導入を検討するとの報告がありました。

モバイル機器に慣れ親しんだミレニアル世代が社会の中心になっていく今後ではマイクロラーニングの利用はさらに進んでいくものと予想されます。そのため企業でもマイクロラーニングの活用は重要になるはずです。

もし、あなたの企業で社員教育の在り方を改善したいと考えているならマイクロラーニングの導入を検討してはどうでしょうか。

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