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MBO(目標管理制度)とは 目標設定から達成まで上手く進める6つのポイント

MBO(目標管理制度)とは、個々の従業員が自主的に目標を設定し、達成までの過程を管理する制度です。従業員には、自身で設定した目標を達成することにより、企業目標の達成に貢献することが求められています。目標管理は、自分自身の仕事を着実に進め、ステップアップするための手法なのです。

MBOを導入している企業では、一定の期間ごとにそれぞれ目標を設定するよう、上司から指示されます。
本当のところ、日々の業務が忙しいし目標を考えるのは面倒だと思っていませんか?業務の指示は結局上から降りてくるものだし、目標を設定しても意味がないと考えるかもしれません。
しかしこの制度は、目標の立て方・達成の仕方のポイントを理解し、うまく活用することで、さまざまなメリットが得られるのです。

本稿では、MBOについて、従業員にとってのメリット、具体的な目標の立て方・達成のポイントなどをご紹介します。


1. MBO(目標管理制度)とは

MBOは、個々の従業員が自ら目標を設定し、達成までの過程を管理するという、従業員の自主性を重んじた制度です。
上司とコミュニケーションをとりながら、適切な目標を自身で設定し、達成までの過程を管理します。

従業員は、自身が設定した目標の達成を通して、部署や企業の経営目標の達成に貢献することが求められます。
企業側では、目標の達成度による人事考課への反映のほか、従業員の業務に対する主体性の向上、企業に必要な人材育成などのために活用されています。



2. 従業員にとってのMBOのメリット

企業側にさまざまな目的で活用されるMBOは、従業員にとってはどのようなメリットがあるのでしょうか。

① 自己管理能力とモチベーションの向上
自身で目標を設定し達成までの過程を管理するため、自己管理能力が向上します。
上から目標を与えられた場合と異なり、自主的に取り組むことができるため、業務に対するモチベーションも高く維持できます。

② 努力や工夫によるスキルアップ
目標を達成するためには、業務に対して多角的なアプローチが必要になります。
業務の効率化を考えたり、必要な知識をつけたりとさまざまな努力をすることにより、スキルアップが期待できます。

③ 上司とのコミュニケーションが密になる
適切な目標の設定や進捗の管理、達成後の評価には、上司への相談や、フィードバックを受けることが不可欠です。1対1で話す機会を持つと、上司の人柄や業務に対する考えを理解できるので、日々の業務もやりやすくなります。また、ひとりでは行き詰ったり、横道に逸れていても気がつかなかったりしますが、都度指導を受けることでスムーズに目標達成に向かうことができます。

④ 企業の中での自身の役割がわかる
適切な目標を設定するには、まず企業の経営目標や部署の課題を理解することが必要になります。自身の置かれた状況を整理するうちに、企業の一員として自身に求められる役割が見えてきます。

このようなメリットは、目標もなくただ業務をこなしていくだけでは、なかなか得られないものです。また、MBOにはメリットがあると理解することで目標達成にむけて前向きに取り組めるでしょう。


3. 目標設定のポイント

どのように目標を設定すれば良いかと悩む方も多いことでしょう。以下のポイントを押さえると適切な目標を設定しやすくなります。

① 目標のレベルを考える
目標のレベルは、「現状では難しいが、もう少し頑張れば達成できる程度」が理想です。
自身に足りない部分や目指したいものを考えて現状を把握し、目標とのギャップを考えます。そのギャップが大きすぎれば目標が高すぎていますし、小さすぎれば低すぎているということです。
目標が高すぎればあきらめてしまいがちですし、低すぎては手を抜いてしまいがちになってしまうため、高すぎず、低すぎない目標設定がベストです。

② 期限や数値を盛り込んだ具体的な目標にする
例えば、漠然と「売上アップ」を目標とした場合、具体的に何をしたら良いかがはっきりしません。達成への意欲もいまひとつ湧いてこないでしょう。「いつまでに」、「いくらアップさせる」という、期限や数値を入れることで、「そのためには何をいくつ売らなければならない」かが明確になります。こうすることで、リアルな目標として実感することができるのです。

③ 企業や部署の目標とリンクしたものにする
MBOでは、従業員は、自身が設定した目標の達成を通して、部署や企業の経営目標の達成に貢献することが求められています。目標はもちろん自身が決めるものですが、一人で勝手に決めて良いということではありません。企業の一員として、企業の経営目標や部署の課題を踏まえて自身の役割を理解することが重要です。

ポイントを押さえて具体的な目標設定をすることで、達成への道筋が明確になります。


4. 目標達成のポイント

目標達成のためにはどのようなことがポイントになるのか、以下で見ていきます。

① 過程をブレイクダウンする
目標を設定した後、設定した期限までに何をすれば目標達成できるのか、具体的に確認してみます。1年後の目標を設定したのであれば、半年、1ヵ月、1週間の単位でやるべきことをブレイクダウンすると、具体的な達成計画が見えてきます。
例えば、年間目標が売上3,000万円だった場合は、125万円の商品を24件成約する必要があり、毎月2件成約すれば達成できます。毎月2件成約という狭い期限内で具体的な数値が決まれば、月に何件アポをとれば良いか、何週目までに資料を用意したら良いか、などを考えられるということです。

② モチベーションを保つ
日々の業務で忙しい中、目標達成に向かってモチベーションを保ち続けることは、なかなか難しいものです。例えば、目標達成までの過程をいくつかに区切り、ひと区切りクリアしたら自分にご褒美を与えるのも良いことです。このように工夫しながら、小さくても「達成感」を得ることを習慣づけると、目標達成への道のりをモチベーションを下げることなく進むことができます。

③ 問題があれば改善策を検討する
目標達成に向けて努力していても、途中でうまくいかなくなることはあり得ます。そのようなときは、うまくいかない原因を探り、改善策を複数探します。その中から最も効果があり、新たな問題を起こさないものを検討し、対応することで軌道修正が可能になります。

目標を達成するには、達成までの道のりを明確にするだけでなく、状況に応じて臨機応変に対応することも重要になります。


5. MBO活用の注意点

MBOを有効に活用するには、どのような点に注意したらよいのでしょうか。

① 定期的に状況を確認する
目標を設定した直後は達成へのモチベーションが高くても、日々の業務が忙しくなると、どうしても目標を意識する機会が減りがちです。これを避けるためには、月に1回、週に1回など、こまめに目標と自身の状況を確認することです。
目標達成に向かって正しい方向に向かっていない場合は軌道修正が必要になりますし、企業の経営状況など、業務を取り巻く環境に変化があった場合は目標の見直しが必要になることもあります。
また、定期的に上司にも確認をしてもらうと、適切な軌道修正ができたり、良いアドバイスをもらえたりします。

② 過程を振り返り、次の目標達成につなげる
目標を達成できた・できなかったの確認だけでは、目標を設定した意味がなくなってしまいます。結果にかかわらず、過程の振り返りが大切です。
達成できた場合はその理由を分析し、次の目標達成に活かすようにします。目標を達成できると気が緩みがちですが、改善点がないかどうか、厳しい目で客観的に評価をしましょう。
達成できなかった場合はその理由を分析し、改善策を考えます。その改善策を踏まえ、次の目標達成への道筋をつけましょう。

MBOを有効に活用するには、定期的な目標の確認と、過程の振り返りが大切です。
客観的な評価と改善を繰り返すことにより、着実なステップアップが可能になります。

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この記事にあるように、従業員は、自身で設定した目標を達成することにより、企業目標の達成に貢献することが求められています。目標管理は、自分自身の仕事を着実に進め、ステップアップするための手法なのです。
本教材では、具体例を用いて目標管理の必要性を理解し、正しい目標管理の方法を身に付けることができます。

本教材をeラーニングとして配信することで、効率的に「目標管理」の社員教育をすることが可能です。


6. まとめ

MBO(目標管理制度)とは、個々の従業員が自主的に目標を設定し、達成までの過程を管理する制度です。
ノルマ管理の制度と混同されがちですが、その本質は、組織マネジメントの手法です。
従業員は、自身が設定した目標を達成することで、企業目標の達成に貢献することが求められています。

企業側はMBOを人材育成や人事評価の材料として利用していますが、従業員側には以下のようなメリットがあります。
自己管理能力とモチベーションの向上
努力や工夫によるスキルアップ
上司とのコミュニケーションが密になる
企業の中での自身の役割がわかる

目標設定の際は、以下のポイントを押さえると良い目標が設定できます。
目標のレベルを考える
期限や数値を盛り込んだ具体的な目標にする
企業や部署の目標とリンクしたものにする

目標達成のポイントとして、以下のようなものがあります。
過程をブレイクダウンする
モチベーションを保つ
問題があれば改善策を検討する

MBOを有効に活用するには、以下の点が重要です。
定期的に状況を確認する
過程を振り返り、次の目標達成につなげる

現在、多くの企業がMBOを導入しており、上司に指示されて仕方なく目標を設定する従業員もみられます。しかし、目標設定・達成のポイントを理解し制度を有効に活用すれば、目標達成への過程を通して着実なステップアップが可能です。
自社の従業員の目標設定にあたって、これらのポイントに留意して取り組んでみては如何でしょうか。

参考)
株式会社ライトワークス eラーニング教材 ビジネス入門シリーズ 目標管理
https://www.lightworks.co.jp/e-learning-cat/business-entry

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