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ナレッジワーカーとは 知識や経験から新しい価値を生む働き方を解説

ナレッジワーカーとはナレッジ(知識)とワーカー(労働者)を合わせた造語で、専門的な知識や高度な知恵を活かして新しい価値を創り出す労働者のことです。
例えば、企業の課題を明らかにし解決へ導くコンサルタントや、人々が求める新しいサービスを創るクリエイターなどが該当します。

製造業からサービス業へと産業構造がシフトし、モノづくり から、知識やサービスのような知的生産物の創造が重要視されるようになりました。ナレッジワーカーはこのような変化の中で注目されている言葉です。しかし、まだなじみが薄く、「ホワイトカラー」と同様の意味に捉えている方も多いのではないでしょうか。
本稿では、ナレッジワーカーとは何か、対語の「マニュアルワーカー」や、具体例を紹介しながら解説します。


1. ナレッジワーカーとは

ナレッジワーカーとは、ナレッジ(知識)とワーカー(労働者)を合わせた造語で、「知識労働者」とも言われています。1960年代に経営学者のピーター・ドラッカーが自著の中で提唱しました。専門的な知識や経験を活かして知恵やサービスのような知的生産物を創り出し、企業に新しい価値を生む労働者を意味します。その特徴として、報酬よりも、社会的な影響や貢献度などに価値を置く点を挙げています。

1-1. ナレッジワーカーに求められるスキル

ナレッジワーカーに必要なのは、高度な専門知識を「持っている」ことだけではありません。知識やデータを駆使して創造的な 意思決定をしたり 、問題を解決したりなど、企業や社会に知的な貢献をするための能力が求められます。
そのため、少なくとも次に挙げる3つの条件が必要です。

1)常に問題意識を持つこと
日常の業務に埋没するのではなく、さらに 効率的な方法はないか、トラブルが起きないようにする方法はないかなど、常に問題意識をもって業務に取り組む姿勢が求められます。

2)ナレッジに対する感度を磨くこと
自分の専門知識はもちろん、その周辺情報についても常に興味関心を持つことが大切です。日々アンテナを張って情報をアップデートしていく必要があります。

3)自分の頭で深く考える癖をつけること
問題意識を持ち、ナレッジの感度を磨いておけば、普段のちょっとした会話やコミュニケーションからアイディアを得ることがあります。そこで得たアイディアから、他にはない新しい価値に深めるには、自分の頭で徹底的に考える癖をつけることが重要です。

ここに挙げた条件はナレッジワーカーだけでなく、企業で働くビジネスパーソン に共通して求められる素質でもあります。この3点を意識することで、ゼロベースでも効率よく問題を解決したり、新しい価値を創造したりすることができるのです。

1-2. 「マニュアルワーカー」との違い

ナレッジワーカーの対になる言葉 に「マニュアルワーカー」があります。マニュアルワーカーはその名の通り、定められた手順(マニュアル)で働く労働者で、決められた業務を効率的にこなすことが求められます。一般的に、「ブルーカラー」と呼ばれる、製造業で単純作業をする労働者を指しますが、「ホワイトカラー」 であっても、いわゆる「一般事務」と言われるような画一的な業務に従事する労働者は、マニュアルワーカーに含まれます。
マニュアルワーカー は、働く時間や仕事量を増やして生産性を上げる高度成長期に重宝されました。モノづくりの根幹を支えた存在ではありましたが、テクノロジーの発展に伴い、その仕事は今やシステムや機械にシフトされつつあります。

今後、マニュアルワーカーの担う役割が変わったり、ナレッジワーカーへの転換が迫られたりする可能性は十分考えられ、「ロボットに仕事を奪われるのではないか」という危惧や「人間が持つ強みとは何か」という議論が起こるのもこの点にあります。


2. ナレッジワーカーが注目される背景  

コンピュータ技術や金融工学の発達、インターネットの普及に伴い、産業の中心は製造業から、通信やサービス業などへ移りました。モノを作れば売れた時代から、モノが溢れ、売れない時代へ。人々の欲求はモノからサービスに向かっています。
このような時代、企業が人々のニーズに応えるには、今までになかったような新しいサービスをスピーディーに生み出していく必要があります。ナレッジワーカーが必要とされるのは、まさに自らの知識や経験、情報を使って新しい価値を創り出せる能力に他なりません。変化が激しく、不確定な要素が多い市場環境において、複雑化した問題を解きほぐし、道筋を示していける能力を備えている点も、ナレッジワーカーが求められる理由でしょう。


3. ナレッジワーカーの具体例 

ナレッジワーカーの業務には、膨大な情報を集約、編集して他人にわかりやすく提示する、潜在的な問題を掘り起こし、解決策を導くなど、 高度な知的生産物を創造するものが該当します。
ここではナレッジワーカーの具体例をご紹介します。

・コンサルタント
クライアントのさまざまな 経営上の課題を明らかにし、解決策を提案する業務です。業界や市場を分析して課題を明らかにし、大量のデータから最適な解決策を提案する業務は、まさにナレッジワーカーの代表例です。

・金融ディーラー
外国為替、外貨預金などの売買取引、貸借取引などのディーリング業務をします。金融ディーラーになるには、高度な専門知識を身に付けることに加えて金融商品の時価変動を見極めることも必要です。

その他に、弁護士や、デザイナー、コピーライター、プログラマーといったクリエイターもナレッジワーカーと言えます。業種や業態を問わず、自らの知識や知恵を使って価値を生み出す仕事はナレッジワーカーと呼べるでしょう。

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4. まとめ

ナレッジワーカーとはナレッジ(知識)とワーカー(労働者)を合わせた造語で、専門的な知識や高度な知恵を活かして新しい価値を創り出す労働者のことです。

ナレッジワーカーに求められるスキルは次のとおりです。
・常に問題意識を持つこと
・ナレッジに対する感度を磨くこと
・自分の頭で深く考える癖をつけること

ナレッジワーカーの反対語は「マニュアルワーカー」です。マニュアルワーカーは、定められた手順(マニュアル)で働く労働者で、与えられた業務を効率的にこなすことが求められます。高度成長期には重要な労働の担い手でしたが、テクノロジーの発展に伴い、その仕事は今やシステムや機械にシフトされつつあります。マニュアルワーカーの役割やその存在が今後もあり続けるのか、議論の分かれるところです。

ナレッジワーカーの業務には、膨大な情報を集約、編集して他人にわかりやすく提示する、潜在的な問題を掘り起こし、解決策を導くなど、高度な知的生産物の創造するものが該当します。
具体例として、次のような職業が挙げられます。
・コンサルタント
・金融ディーラー
・弁護士
・クリエイター(デザイナー、コピーライター、プログラマーなど)

人々の欲求がモノからサービスに移り、新しいサービスを迅速に生み出すことが企業に求められています。ナレッジワーカーが今、必要とされているのは、自らの知識や経験、知恵を活かして新しい価値を生み出していく能力や複雑化した問題を解決に導く能力を備えているからです。
企業が今後も成長していくためには、ナレッジワーカーとなり得る人材の育成に今、取り組むべきではないでしょうか。

参考)
ナレッジマネジメント―その背景と仕掛け―
https://www.myilw.co.jp/publication/myilw/pdf/myilw_no36_feature_2.pdf

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